20歳でこの世から 1
自分は20になったらこの世を去るつもりだった
その感情は小学生か、中学に入るころから持っていた、
なぜか昔から「死」にはとても敏感だった
人はいずれ、老い死んでいく、その中で喜怒哀楽を見つけて生きていく
その喜怒哀楽は自分の中で、20歳まででいいと考えていた
なんでこの感情が生まれたのかわからないがあえて考えるのであれば家族の絆が欠けていたのかもしれない
父の顔は思い出せない、昔のことだが、父はギャンブルにのめり込み、挙句の果てには闇金業者から借金をして返せなくなったところ、強盗に走った。
牢獄にぶち込まれたのだ
人生には幸せな経験と不幸せな経験がある。自分は後者の気持ちが多い人生だったのかもしれない・・・
自分は物事に対し深く考えることをやめ気楽に生きようと考えるようになっていた。